坐骨神経痛と椎間板ヘルニア
(「坐骨神経痛」は病名ではありません)
坐骨神経は人体で最も大きな神経の束で、腰以下の下肢全体を司っています。
坐骨神経痛は糖尿病などが原因で発生するケースもありますが、腰痛と同様に神経の圧迫などにより引き起こされます。
坐骨神経痛の原因で最も多いのは椎間板ヘルニアです。
ヘルニアで飛び出した髄核が、椎間孔から出ている坐骨神経の根元を圧迫すると坐骨神経痛になります。
髄核が飛び出すのは椎骨の後方、しかも左右どちらかに偏っていることがほとんどです。
坐骨神経痛の痛みはせきやくしゃみで強くなる傾向があり、体調や健康状態で変化するケースもあります。
ヘルニアの対策がそのまま坐骨神経痛の対策になります。
症状があまりにもひどい場合は手術もありえますが、まずは物理療法や運動療法、薬物療法が行われます。
坐骨神経痛かどうかをチェックするには、
あおむけに寝て、膝を伸ばした状態で脚を上げると痛みが強くなり、70度の角度まで上げられない
のであれば坐骨神経痛と考えられます。
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