腰痛に湿布を使い続けるのはOK? 運送業者さんの話
腰が痛むからと、湿布を日常的に使うのは良いのでしょうか?
管理人としては、腰痛対策で湿布を常用するのは良くないと考えています。
この理由は、以前エントリーしたコルセットに対する考え方と共通しています。
つまり、湿布を使い続けると、自分の体に本来備わっている回復力を弱めてしまう可能性があるのです。
湿布を使うのは、おそらく消炎作用や血行促進作用を期待してのことでしょう。
しかしそればかりに頼っていては、体が持つ自己修復能力がどんどん弱ってしまいます。
コルセット使用における筋力と似ています。
とある配送会社に勤めている人から、以前こんな話を聞いたことがあります。
その人は仕事柄、慢性的な腰痛に悩まされています。
私が「湿布は使わないのですか?」と聞いたところ、
「湿布を日頃から使っていると、だんだん効かなくなってくるんです。
なので、『湿布を貼らないと耐えられない』といった、最後の手段でしか使いません」
との答えが返ってきました。
しかもこれは、先輩から忠告として教えられた心得だそうで、「安易に湿布に頼るな」というのは職場の共通認識になっているそうです。
配送業と言えば、最も腰痛に悩まされている職業と言っても過言ではありません。
その職業の人達が、「湿布はここぞという時でしか使わない」と心がけています。
それ以外の職業の人がどういう意識を持つべきか、おのずと決まってくるのではないでしょうか。
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