姿勢別 椎間板への負担の違い 現代社会で特に注意すべきは
腰回りの筋肉に負担がかかり続けると、筋肉の緊張が続いて血行が滞り始めます。
すると老廃物が溜まって痛みが発生するのです。
腰への負担は、姿勢によって違いがあります。
正しい姿勢で立った時に椎間板にかかる負担を1倍として、その他の姿勢での負担をまとめます。
仰向けで寝る 0.25倍
横向きで寝る 0.75倍
ここまでの姿勢は立った状態よりも腰への負担が軽くなります。
正しい姿勢で座る 1.4倍
立ってお辞儀をする 1.5倍
座って前かがみになる 1.85倍
前かがみで荷物をもつ 2.2倍
前かがみで荷物をもつ 2.75倍
座ると腰への負担は一見軽くなりそうですが、正しい姿勢であっても、立ち姿勢より1.4倍も負担は重くなります。
イスに座って仕事をする機会が多い現代社会では、勤務中は一定の負担が常に腰にかかっていると意識すべきでしょう。
また座って前かがみになると、さらに負担が増えるのも忘れてはいけません。
「前かがみ」には猫背も該当します。
現代社会の必須アイテム、パソコンで作業をしている間は、非常に高い確率で猫背になりませんか?
キータッチのために両手を前に出す時点ですでに猫背になりやすく、作業に熱中すると顔がディスプレイに近づくためさらに猫背気味になってしまいます。
加えて、動かすのはほとんどが肘から先ばかりで、体の大部分はジッとしたままです。
筋肉は固まりやすく、血流は極めて滞りやすい状態です。
バソコン作業で生じる腰痛を予防するには、姿勢に特に注意し、適度に休憩をとって体を動かす必要があります。
現代社会では「イスに座って前かがみ」の負担を特に意識すべきではないでしょうか。
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